消防の人材育成で1番大事なことは仕事を好きになってもらうこと

この記事は、消防の人材育成について1番大事なこと、これはダメだよねという内容になっています。

自分が3年目に一緒になった救急救命士の指導の仕方が非常に分かりやすく、その人のおかげで救急レベルががっつり上がったので、その方法も紹介します。

結論からいうと、

「もっと若手に仕事を好きになってもらうのが人材育成」

ってことです。

歳をとっても人材育成すべきだという意見も持っていますが、それは後日記事にします。

 

消防の人材育成について辞める手前の消防士より

 

私自信、後輩への指導や教え方というものに日々悩んでいます。


自分は、1、2年目のときに、ほんのちょっとしたことでも怒鳴られ叩かれされていたので、同じ思いを後輩にはさせたくないという気持ちがあります。

それもあって、あまり小言も言いませんし、注意するといっても諭すように言います。

それが積み重なってか後輩からは舐められていますね…

自分でもすごく反省しています。

 

しかし、これを逆手にとって1回ガツンと言ってやれば効くのかなとも思っています。

自分の悩みはこんなもので、消防での人材育成です。

各自治体でいろいろな方法がありますが、自分のところは昭和で止まっております。

救助訓練を年中しているところですからまぁ…人材育成も昭和で止まっておりまして(笑)

消防の人材育成の仕方は

消防の人材育成
これまで自分が受けてきた指導をそのまますれば後輩もできるようになる、できないやつはダメ

っていう考え方です。

他の消防もそうなのかな…

ここでは

・なぜ自分の指導のままでいいと思っているか

・できないやつはダメと思っていること自体がダメ

というポイントを説明して、自分が救命士の先輩に受けた指導法を紹介します。

 

自分の指導のままでなぜよかったか

なぜって、そりゃ時代ですよ。

業務も少なくて、救助訓練さえしてればよかったわけですから昔は。

仕事中もやりたい放題なわけで…

市民が思っている消防の通りだったからこれまでの指導で通用したわけです。

 

時代が変わってきて、火災よりも圧倒的に救急が多く、予防業務も多くなり多方面での知識が必要になってきています。

それに加えて情報が他から入りやすく価値観も多様化してきている中でこれまでと全く同じ指導を全員にしていれば、そりゃその指導が合わない人もいます。

 

自分の指導力不足を棚に上げて、こいつできないって言うのは本当におかしいです。

もちろん、その後輩が頑張らなければ、言えるかもしれませんが自分の指導が合っていないのでは?と疑うことなく烙印を押すのはおかしいです。

 

できないやつはダメと思っていること自体がダメ

 

先ほども言いましたが、なかなか伸びない後輩に対して、

ダメだこいつ

って言うのは

自分が指導したけど伸びなかったので自分の指導力不足です

って言っているのと同じです。

 

特大ブーメランくらってますね。

たまに、

こいつはもう知らん、おれは指導しない

っていう先輩もいますが、変換すると

おれの指導力じゃ手に負えません

って言っているのと同じですよね。

何が言いたいって、

先輩たちもっと頭を柔らかくして育成方法を考えましょうよって話です。

 

消防の人材育成はこうするべきでは?

結論を書きましたが、先輩たちが人材育成で1番すべきは

「仕事を好きになってもらう」

ということです。

好きと言わずとも、誇りを持てるようにさせることです。

実際に、3年目に一緒に救急隊を組んだ救命士のおかげで救急のことを好きになりましたし、大きくスキルアップができました。

 

先輩救命士の指導法

3年目のときの救命士の指導法をここで紹介します。

3人で1つの救急隊を組みますよね。

その救命士の考え方は

「3人で1つの救急隊、3人で100点ないとだめ」

という考え方です。

自分1人で100点でもだめ、3人揃って100点ならOKということです。

どういうことかと言うと、

隊長として救命士が観察しているとき、どうしても傷病者のことばかりを見てしまって他に気が回らなくなることがある。

そのときに機関員が周りを見れれば、隊員が小さな変化に気づければ、自分をカバーしてもらえる。

機関員も隊員もレベルが低いとここがおろそかになってしまって、市民のためにならない。

だから自分が知っていることは全て惜しみなく教える。

ということです。

 

一緒に組むようになってから、救急訓練を欠かした日は丸一日忙しい日ぐらいでした。

非番でも教養をしてくれたり、訓練に付き合ってくれたりしました。

少しずつ自分も以前よりできるようになり、救命士目線で傷病者のことを考えられるようになってくると、どんどん救急が面白くなってきたんです。

この時期あたりから消防の仕事が面白くなっていきました。

救助訓練で頑張り方を理解して、それを救急に注ぎ込んで、また面白くなってきてという感じですね。
救助訓練の話は

救助技術指導会が無駄だと思っている消防士です

上記記事で書いています。

その先輩救命士は自分に「仕事の面白さ」を教えてくれました。

この指導が1番後輩には、ためになると思います。

ここですよ、先輩方。

あなたたちが教えるべきことは

 

「消防の仕事を好きに誇りに思えるようにすること」

です。

これで自分は大きく変われました。

 

若手は何となくやっている人が多い

若手に限らないかもしれませんが、何となく仕事をやっているせいで覚えようという気にスイッチが入らない人が多いと思います。

特に今一緒に仕事をしている1つ下の後輩ちゃんなんてまさにそうですね。

自分の方が今の配属先にいるのが短いのに道も対象物も覚えていないから、やっぱり仕事が好きじゃないんだろうなと思います。

彼も、仕事の楽しさを理解するとガツンとスキルアップするのだと思います。

何となくやっていれば救助訓練も何となくやっていて面白くないし、でも公務員だから辞めたくないし…

という消防士が増えていきます、このままの指導だと。

こうなると何が起きるか分かりますか?

市民にとって不利益なんです。

市民は出場してくる消防士を選べません。

デリ〇ルみたいにチェンジで

なんてできないんですよ。

だからこそ、先輩たちが消防の仕事の楽しさを気づかせてあげるべきだと思います。

もちろんさきほどの救命士の指導方法がみんなに効くかというと分かりません。

そのときは考えて試しながらバージョンアップさせていくしかありません。

PDCAってやつですね。

人間千差万別ですから指導方法も千差万別だと思います。

 

消防の人材育成についてのまとめ

 

仕事の楽しさに気づかせてあげることが大事
[/memo]

めっちゃいいこと言った気がします。

ここを気が付けば、自然と学びますしスキルアップします。

自分はもう切ったからなんて言えば

自分に指導力がありません

と言っているのと同じです。

 

お気を付けて(笑)

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