救助技術指導会を初任科上がりの消防士にやらせる意義とは

この記事では、

初任教育を終えた消防士に救助技術指導会の訓練をさせる意義ってあるんかい?

という記事です。

 

私の救助技術指導会に関する思いは
救助技術指導会が無駄だと思っている消防士です に書いています。

結論からいうと、

 

新人くんは救助技術指導会なんてやってる場合じゃないよ

 

救助技術指導会の訓練を初任教育上がりの新人にさせるのはやばい

 

先日、このツイートをみかけました。

実は自分のところも既に救助技術指導会の訓練が始まっていて、かつ初任教育を終えた1年目消防士も訓練隊員として入っています。

 

私が初任教育を終えたときは、そのまますぐ救急科が入っていたので救助技術指導会の訓練はしませんでした。

そもそも、訓練自体をしていなかったと思いますが、あまり記憶がないです。

早く救助技術指導会をさせれば全国に行く可能性が出てくるという考えでしょうが、果たしてそれが最優先でしょうか?

初任教育を終え、消防士として基礎はできたかもしれません(実際何もできないです)。

しかし、消防学校を終えた消防士は

・地水利
・消防の1日の流れ
・雑用
・車両の資機材
・地域特有の戦術

などなど覚えることは山ほどあります。

なぜ消防学校でこれらを教えてもらえないかというと、各自治体でやり方が違うからです。

これは仕方ないとして(地域性で戦術も違うし人数も違うから)。

 

新人の最初の難関は地水利

 

最初の高い壁が地水利だと思います。

地元出身者でも最初は苦戦するのが地水利です。

道覚えるだけだろ?って思っている人もいますが、それは地水利の地の字の半分だけ。

もう半分は対象物を覚えないといけません。

例えば、公民館、商店名、ビルの名前、道の形、狭あい道路…

こう考えると量やばくないですか?

 

1年目で全部覚えるのは無理?ですが、公民館と指令目標になりがちな対象物は必ず覚える必要があります。

いくらAVM(カーナビみたいなやつ)があるとはいえど、それ頼りだとかなり不安です。

自分の知識にAVMで保管する方法を取らないと不安で出場中にゲロ吐きそうになります。

 

そして、道と対象物を覚えたところで、まだ水利が残っています。

消火栓と防火水槽、連結送水管、水道施設…覚えないといけません。

(都会の救急隊専属の人はいいのですかね?

都会だと数多すぎてやばそうだな…

都会の消防も自分の範囲は全て覚えるものですか?教えてください。)

ということで1週間や2週間では覚えられない量を覚えずして救助技術指導会の訓練…

どうでしょう?

市民のためになるでしょうか?

 

 

地域特有の戦術を覚えるなければいけない

 

消防学校である程度基礎は学ぶのですが、私の体験談としては、全て覆されたって感じです。

消防学校で習ったことほぼ役に立たなかったです。

勉強の方は役に立ちましたが、訓練はあんまりといった感じ。

自分の消防のところのやり方があって、

消防学校ではそうかもしれないけど~って言われることがすごく多かったですね。

消防学校は本当に基礎のきしか学べないなぁといった感じです。

つまり帰ってきてからが基本を学べます。

消防学校ではこうでした!

なんていえば頭叩かれて「言うこと聞け」しか言われません(笑)

 

所属によって資機材も運用の仕方も違うので仕方ないですね。

 

地水利と戦術を学ぶだけでも相当な量です

 

初任教育を終えた消防士さんが覚えないといけないことを2つだけ上げましたが、この2つだけでも相当な量になります。

当務で全て賄えるわけがない。

機関員にならない限り地水利はいらない?

本当にそうでしょうか?

1年目はできなくて仕方ない?

本当にそうでしょうか?

消防署って道のお尋ねが非常に多いです。市民の皆さんに、いや~分からないっすね…って言えますか?

そして応援で現場まで行くとき1人ではいけないですよね。

ましてや無線交信もできないから、先輩に運転させたらもうてんやわんやです。

 

1年目消防士はできなくて当たり前でしょうか?

求めるラインは様々でしょうが、市民は同じ消防士として見ますよね。

チェンジでってできないんですよ。

やるべきことをしないで、現場でできませんって納得できますか?

自分の家が燃えているのに、何をしていいか分からなくて突っ立っている消防職員がいたらどう思いますか?

 

救助技術指導会の訓練をしている場合でしょうか?

 

 

初任教育を終えた消防士が救助技術指導会の訓練をすることで洗脳できる

救助技術指導会を頑張れば現場もできるという謎の精神論で語るガチ勢たちは、6~7年目の消防士を指して仕事できるよねって言っています。

つまり、それまでは仕事できなくて当たり前?ってことなんですよね。

1~5年目の消防士に対して、初任教育を終えた消防士が仕事できなくて当たり前だから、救助技術指導会を頑張ってアピールするんだ!

って脳みそになります。

んーさっきも言いましたが本当に当たり前?

そしてこの考え方がまかり通ってるから、みんなアホみたいに救助技術指導会を死んだ目で頑張っているふりをしています。

なんで救助技術指導会を頑張っているふりをしているかって?

そりゃ仕事できなくても許されるからですよ。

だからこそ全国大会っていう肩書きが欲しいわけです。

仕事できなくても、しなくても全国大会ってデコに書いてあれば何も言われないですからね。

最悪、全国大会に行けなくても、めちゃくちゃ頑張ったっていう過程があれば後輩にもマウント取れますから。

 

おれは訓練終わってから筋トレいって走りに行って…

あぁ見てらんない、ピエンピエンって感じ。

 

初任教育を終えた消防士は、救助技術指導会を頑張っていれば大丈夫なんだ!って洗脳させるために最初からやらせているのだと思います。

ここまで考えている人はいないと思いますが、カラクリはこうなんです。

救助技術指導会を頑張っていれば仕事できなくてもなんとかなるから、みんな頭を無にして救助技術指導会をやっています。

市民のことなんて1ミリも考えずにね!

 

初任教育を終えた消防士に救助技術指導会の訓練をさせるの?のまとめ

 

何が言いたかったかは

初任教育終わったら救助訓練
そんなことやっている場合じゃないよ!
もっと覚えることあるだろ!

って話です。

今、救助技術指導会の訓練をさせられている1年目消防士さんは大変だとは思いますが覚えること覚えて頑張ってください。

ここで頑張って覚えれたらまじで強いです。

こう言わせたいのかもしれませんが、市民のためという気持ちを捨てずに消防人生過ごして欲しいなと思います。

 

私の救助技術指導会に関する思いは
救助技術指導会が無駄だと思っている消防士です に書いています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です