消防の感染防止衣の着回し問題について元消防士から

この記事では「消防の感染防衣の着回し問題」について元消防士が思うことを書いています。

先日から界隈では話題になっていて、傍観していましたが実情というか、こうだったなぁというのをお伝えしていきます。

 

消防の感染防止衣の着回しは問題?

こちらのツイート

なぜ問題なのかというと

・救急隊員がきている青の感染防止衣は1回で使い捨て

・そこを考慮した予算を組んでいない

ここが問題点でです。

 

おそらく現役の消防の人たちは「そんな金ないし、それは理想だろ」って思ったかもしれません。

確かにそう、でも今はそこが問題ではないんです。

 

消防の救急隊員が着ている感染防止衣は使い捨て

スタンダードプリコーションってのがありまして‥長くなるのでざっくり言うと感染防止しているか?ってこと。

そのうちの一つに感染防止衣は入っています。

JPTECでも現場出場の前に「スタンダードプリコーションの確認をする」ってありますよね。

 

感染防止衣は「手袋やマスクと同じで使い捨てで使う」というのが本当のところです。

何が付いているかわからないですもんね。

 

本当はこうでなければいけないんですが‥ここの部分に関しては後半書きます。

 

消防の救急隊員の感染防止衣を考慮して予算を組んでいない

そして、今回1番の問題点はここだと自分は思います。

「感染防止衣を使い回す前提で予算を取っている」ということ。

 

おそらくだいたいの消防はこんなもんじゃないかなと思います。

半年に1回はあんまりですけども‥割と変えないっていう消防が多いのではないでしょうか?

 

そのなかで、「そこを改善しようとせず、隊員を守らない前提の予算」というのが今回問題だ!という訳です。

べつに変えていない消防士さんを批判するのではなく、そこに行きついていない状況が悪いと言っているわけです。

 

もちろん感染防止衣は着回してはいけないんだよっていうのを知らない隊員さんはまず勉強してください。

 

元消防士が感染防止衣の着回しについてどう思うか

元消防士が感染防止衣の着回しについてどう思うか

正直に言うと、自分も現役時代は感染防止衣を着回していました。

血液が付着したり嘔吐物があったときとかはすぐに変えてはいたものの、正直なぁなぁにしていました。

 

・在庫はあるものの変えてストックをもらうのは気が引ける

・一件一回変えていくと間違いなく持たないのは見えている

あくまで僕個人の見解ですが、この2つが若手消防士なんかはとくにあるのでは?と思います。

 

在庫はあるものの変えるのに気が引ける

ただなぜ変えないかというと「そもそも変えていい雰囲気じゃない」ってことが一番大きいのではないかと思います。

救急隊員なりたての頃は、正直、感染防止衣を変えるのは気が引けました。

 

先輩が在庫管理していたというのもありましたし、あまりいい顔されないから大事に使ったほうがいいよと言われていたからです。

もちろん疑問を抱きながらでしたが、トップダウンの世界の消防なら飲むしかないですよね。

 

やはり予算的にもうちも厳しかったのだと思います。

市の中でも消防は弱い立場だなと感じていましたし、まさか消防を人員削減しようとするなんて思っていなかったですから。

 

感染防止衣に関しては、わりといいタイミングで貰ってストックしておくというのをやっていました。

血液がついたりしたらすぐ貰って、定期的にもらうようにしておけば自分は貰ってくる側の人間ということで認識されるので。

 

おそらくこれに対して批判はあるとは思いますが、過去の話であって現状はどうなっているかわかりません。

予算が付いているといいのですが。

 

一件一回変えていくと持たないのは目に見えている

正直な話、観戦防止衣を一件の救急で毎回捨てていたら持たないことなんて目に見えています。

これまで他の消耗品でも買ってもらえないものってありましたよね。

 

そこを考えると感染防止衣なんて今更‥と思う消防もあるはず。

ただね、思うことは結局ここに行き着く訳で‥

どこに金かけてんの?って話です。

 

先日、救助技術指導会が全国、県ともに中止になりました。

いっそこの際なくなってくれと思いましたが、ここに掛けてる予算もってこいよって思いますよね。

 

でもそんな簡単にはいかないというのはわかっています。

おそらく救助技術指導会の予算をばっさり削るけど他にあてるっているうのは市では通らないのだと思います。

それはわかる。

 

でも、あんな現場に役に立たないことにお金をかけるより、隊員たちの感染リスクを減らす方が優先じゃないですか?

隊員を守るということは、その家族を守る、そしてその家族が関係している市民を守るということに繋がります。

 

こうは言っても「理想はそうなんだけどね‥」となると思います。

なぜこうなるかっていうと年功序列と、決定権がある人が現状と救急の知識がないからです。

 

いくら若手消防士が騒いだところで、決定権がある人が無理って言えば無理です。

 

この決定権がある人は、先ほどの市民を守ることに繋がるという部分まで考えが及んでいません。

なぜなら現状を知らない、知識がないから。

 

ここを教えないといけないんでしょうけど、現状新型コロナウイルスが蔓延している中で早急になんて無理でしょ。

ただでさえスピード感のないのに、ここで急にというのは厳しいと思います。

 

だからこそ、今回の新型コロナウイルスを受けて、これから予算の組み方を考えた方がいいと思います。

もう起きていることは仕方がないです。

今後が大事。

 

救助訓練より隊員を守った方がいいかなと自分は思います。

 

救急隊員の感染防止衣の着回しについてのまとめ

 

なぜ問題なのかというと

・救急隊員がきている青の感染防止衣は1回で使い捨て

・そこを考慮した予算を組んでいない

着回している人が悪いというより、そういった現状を作り出していることが悪いです。

 

消防のみなさん、感染リスクがあるかもしれないのに第一線で出ていただきありがとうございます。

給付金も貰ってください、私は貰っていいと思います。

納税もしているので。

 

批判されやすい職業ではありますが、ほかの辛さもわかるので私は応援したいと思っています。

コロナが落ち着くまで私も自粛します。

 

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2 COMMENTS

空飯

とても共感できる内容でした。
>>・救急隊員がきている青の感染防止衣は1回で使い捨て
・そこを考慮した予算を組んでいない
なぜこうなるかっていうと年功序列と、決定権がある人が現状と救急の知識がないからです。

本当、おっしゃる通りだと思います。ここが本質的な問題ですよね^^;
消防あるあるでした。
Twitterにてシェアさせていただきますね!

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wavy

やはり決定権がある人の理解が一番大事ですよね。
これまで通りでいいでしょって思う人が多いかなと‥
ありがとうございます!

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