救助技術指導会の全国大会は指差しがなくても減点されない件

 

この記事では、救助技術指導会の全国大会の指差しがなくても減点されないという部分について深く考えていく内容となっています。

 

自分は全国大会には出場したことはありませんが、4年間仕事明けの非番、休みの週休を潰して救助技術指導会の訓練に参加していました。

 

救助技術指導会についてどう思っているかは
救助技術指導会が無駄だと思っている消防士です で紹介している通りです。

救助技術指導会に詳しい人は、自分がどこの消防なのか少し分かってしまいそうですが内緒にしていてくださいね。

この記事の結論からいうと、

「指差しを厳しくして事故を防ぎましょう」

ということです。

救助技術指導会なのに全国は指差しが減点にならない?

救助技術指導会なのに全国は指差し呼称が減点にならない?

先輩方には全国大会に行ったことがある人がたくさんいらっしゃいます。

その先輩方がおっしゃっていました。

「全国大会は指差し呼称なんていらない」

これはけっこう有名な話で、あるブロックによっては指差し呼称がかなり厳しいところもあれば、地方大会からずっとあってないものとされているところもあります。

 

この辺の話はごにょごにょっとさせておいて(笑)

 

全国大会では特に指差し呼称がいらないんです。

https://www.youtube.com/watch?v=yqf4tmPNbu0

 

2019年の岡山であった全国大会です。

見てもらえば分かりますが、からびな回したあと、そのまま流れていますよねほとんど。

 

分からない方のためにに、どこを見たらいいのかというのを少し紹介します。

 

救助技術指導会の中で指差し呼称するところ

https://www.youtube.com/watch?v=yqf4tmPNbu0

個人訓練の、ロープブリッジ徒過と応用登はんの2つは指差し呼称するところが競技中にないので省きます。

 

この動画は障害突破しかないので、障害突破のみで説明させていただきます。

 

・障害突破

はしご上ってロープ展張後にからびなをかけるときが見づらいので、ロープで緊急脱出してきて、呼吸器を背負うところがありますよね?

呼吸器を背負う前か後に、ロープを結索してカラビナにかけるシーンがあります。

この動画だと、そこのシーンで指差しが流れているのが分かりやすいです。

38分50秒の2番員侵入のからびな操作は、そもそも指差ししてないですね。

 

救助技術指導会の目的

 

全国救助技術大会の目的は

「救助技術の高度化に必要な基本的要素を練磨することを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、全国の消防救助隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じて、他の模範となる消防救助隊員を育成し、全国市民の消防に寄せる期待に力強く応えることを目的としています。」

(https://www.ffaj-shobo.or.jp/rescue/より抜粋)

 

となっています。

ふむ

救助技術の高度化に必要な基本的要素を練磨すること

です。

上記の記事で、「指差し呼称は基本中の基本」と言いました。

 

別にね、さっきの動画で誰が指差ししていない!とかを言いたいのではないんですよ。

 

救助技術指導なのに、指差しが流れているのを黙認しているから事故が起きる

これを言いたいんです。

 

もちろん今回の事故で、全てに因果関係がある訳ではないですよ。

ですが、全国を通して救助の基本を作ろう!と言っている大会が指差しを流してもOKってしているんですよ?

そりゃ現場でも流れますわ。

 

この訓練にどれだけ時間を費やしていることか。

救助訓練が基本になる訳です我々消防士の。

 

台風19号の東消のヘリの事故を受けて、すぐに思いました。

指差し呼称を流してるから、現場でも流れて「確認した気になっている」ということ。

 

救助訓練で機械的に「からびなよし」なんて言っちゃってるから本番でも流して気づかないんです。

 

救助技術指導会を市民はかっこいいと言ってくれる

 

オレンジを着て、素早くロープを登って渡って、力強くロープを引いて、市民の方々からはカッコいい!という声もいただきます。

自分が言えることは

莫大に税金を無駄に使ってこんな訓練しかしていないのに、褒めて頂きありがとうございます!

市民の方々は何も悪くない、思っていることを言ってくれているだけだから。

 

もはや市民の方々に申し訳ないとしか思いませんが、これはあと30年ほどは大なり小なり続くと思います。

 

そのころには消防士ではない私の消防に対する気持ちもなくなっているでしょう。

 

いつまで市民を裏切るのか?

この訓練をしていて台風のときの救助に役立つのか?

 

課題はてんこ盛り。

 

解決せずに進むのでしょうね。

 

救助技術指導会は指差し呼称をしっかり減点で取るべき

救助技術指導会は指差し呼称をしっかり減点で取るべき

今回の事故だけに限らず、事故が起きるときってやっぱり何かの確認がないです。

 

年がら年中やっている訓練で、確認するところを流してやっていて、いざ現場で確認の指差し呼称はしろよ

なんて無理に決まっています。

 

実際、事故も起きている訳ですし。

 

もし、今回の事故を活かすのであれば、

 

全国救助技術指大会でも指差しを厳しく見るべきです。

 

こうしていくことが、亡くなった方、遺族の方への償いではないでしょうか?

 

消防全体でやっていくことが大事だと思います。

 

東消のヘリの事故は既に色あせている

 

今回の事故はもうすでに色あせています。

おそらく、聞けば

あ~だったね、やばいよね

ぐらいの反応しかないですよ。

あの事故があったから自分の仕事で活かそうなんて思っている消防士は日々減っていきます。

 

これでは同じことの繰り返しですよね。

繰り返さないための策を考えましょうよ。

 

その一つとして全国救助技術大会も指差しを厳しく指導すべきです。

 

厳しく指導したら、もしかしたら防げていたかもしれない、この可能性に掛ける必要がありますよね。

 

これからの事故防止にもつながりますよね?

 

これでも関係ないっていう人は、救助技術指導会のホームページの目的をもう一回読んだほうがいいです。

 

「救助技術の高度化に必要な基本的要素を練磨することを通じて、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、全国の消防救助隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じて、他の模範となる消防救助隊員を育成し、全国市民の消防に寄せる期待に力強く応えることを目的としています。」

(https://www.ffaj-shobo.or.jp/rescue/より抜粋)

 

全国市民の消防に寄せる期待とは何でしょうか?

 

あなたが全国大会に行くことなのか、現場でからびなを付け忘れないことなのか

 

どっちでしょうか?

 

どっちを国民は期待しているでしょうか?

 

それは違うと思った方でも、3日ぐらい考えたら、分かりますよね?

 

救助技術指導会の全国大会は指差しが甘いのまとめ

せっかく年がら年中、馬鹿の一つ覚えみたいに同じ訓練をするのですから

全国救助技術大会で指差しを厳しくしましょう。

それによって、台風19号のヘリのような事故を防げるかもしれません。

 

どうやったって取り返せないなら、繰り返すことを防ぐしかありません。

 

それが亡くなった方、遺族の方への消防全体の償いだと思います。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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