消防士の救助技術指導会の醍醐味は設定です

この記事では、消防士の運動会の救助技術指導会の訓練の1番大事なところを紹介しています。

先日、Twitterで知り合った元消防士のACKEEさんと話してて思ったことがあったので記事にしています。

消防士の救助技術指導会は設定が全て

結論から言うと、救助技術指導会は設定が全てです。

訓練するために最初に、設定というのをします。

 

障害突破であれば、高堀の上を掃いて、マットをはしごの下に置いて、徒過の網を張って、懸垂降下ロープの設定、はしごとロープ切断器具、煙道の設定…

ブリッジ救出であれば、展張ロープの設定、足場周り、確保ロープの設定…

ほふく救出であれば、机、煙道の設定…

引揚救助であれば、搭乗の確保ロープから懸垂ロープ、下の支点、マット、煙道…

個人種目は割愛します。

 

若手の消防士に聞きたい、全部できますか?

 

意外とできない人が多いですね。

ACKEEさんとの情報交換で確認できた(メインの話ではないですが)のは、この設定が救助技術で唯一ためになるということ。

実際の動きは早かろうがどうだろうが特に問題ないです。現場訓練を頑張ればいい話ですから。

 

せっかく救助訓練やってるから現場に活かそう

考えて救助技術訓練やっている人はおそらく全部できると思います。

年数を重ねていればもちろんなのかもしれませんが…。

 

考えてやっていない消防士ほどできないかなぁと。

救助技術指導会の一連の流れを考えて、最初の設定というのは現場に活かせる要素が詰まっています。

 

障害突破なら、2回りふた、巻き結びなどする機会があります。

ブリ救ならチルホールを使う機会があります。

ほふくは煙道の狭隘空間を感じることができます。

引揚なら高所作業になりますし、つるべ(1/2システム)を作りますよね。

ダブル滑車の結索とか意外と迷いますし。

 

これだけ現場に生きる要素が詰まっているのに全部したことがない&できないというのは、本当に運動会の練習をしに来ているのと同じです。

現場のことを考えていないから、やろう、やってみようという頭にならんのです。

 

救助訓練意味ないしって言ってやってるのはまじでもったいない。

たしかに意味ないけどやり方によっては現場に生きます。

 

救助技術指導会の設定は勉強になる

救助技術指導会の設定は勉強になる

かくいう私ですが、もちろん全て設定できます。

設定できるようになると現場に活かせるというのもメリットなんですが他にもメリットがあります。

  • 設定ができることで勉強する
  • 応用が効くようになる

以上2点です。

 

 

救助技術での設定を勉強する

どういうことかと言うと、救助技術指導会で使う道具を勉強するようになります。

例えば、ブリッジ救出のチルホール。

何トンまで引けるのか?
一つの安全ピンで耐荷重いくらあるのか?
どちらにバーを挿入すれば引けて緩められるのか?
ワイヤーの耐荷重は?

いくらでも出てきますよね。

 

そもそも三つ打ちロープのことについて勉強してもいいと思います。

初任教育で学ぶことですが、細かい数字などは忘れがちでしょう。

基本結索を早くする練習でもいいですし、YouTubeでコツを見てもいいと思います。

 

ここが大事なんです。

 

救助技術指導会の訓練で、呼吸器を背負うときに研究しますよね?

からびなをどうやったら早く着かれるか何回もやりますよね?

ここです、ここなんです。

 

これを現場でも同じことをするんです。

現場で使う機材の取説や参考書を見る、ホース延長の動画をみて参考にする…

現場の力を伸ばす研究の仕方を理解するために救助技術指導会はあるんです。

 

そのためにも設定が大事。最初の入りは設定だから。

 

どうせやるなら現場に活かそう。

以前、この記事でも書きました。

救助技術指導会がなくせばメリットのほうが多いです

どうせやるなら現場を考えろと。

せっかく税金使って非番も週休も捨ててやってる訳でしょ?

現場に活かさないともったいないですよ。

まずは設定をできるようになる、そして設定で使う資機材の勉強をする、そのまま現場の資機材も勉強する。

この流れを作りたくて救助技術指導会してるんじゃないの?

全国とか知らんがな。

 

救助技術指導会の設定で応用が効くようになる

これの分かりやすい例は引揚救助です。

引揚は1/2システムを作りますよね。

このシステムをベースにすれば、まずは1/4とか楽勝になる訳です。

支点の場所を変えればすぐに1/3も出来るわけで、こうやってベースができると応用が効きます。

現場でも慌てなくて済みますよね?

 

支点の作り方も分かるわけです。三つ打ちで出来ればテープスリングなんてもっと簡単ですよね。

そしたらまたテープスリングの耐荷重を調べたらと、この素晴らしいループが続きます。

 

考え方次第で自分のレベルをめちゃくちゃ上げれるんです。

無駄な救助技術指導会からスタートして、どうせやらなきゃいけないんだから自己成長にガンガン繋げていきましょうよ。

 

救助訓練もやって時間ないのに現場のことやりたくないよって思うならそれでいいですけど、まぁ市民の望んでいない隊員になってることは自覚してください。

 

救助技術指導会の訓練は設定が醍醐味のまとめ

 

救助技術指導会の訓練をしたくないし、反対だし、意味ないよっていうのは分かります。

実際、自分が辞める理由も大半がそれに関わっているので。

ですが、やらないといけない状況であればうまく使いましょう。

確かにしんどい、体力的にはキツイです。

でも自分たちが大事なのは全国大会よりも1つ1つの現場です。

そこにつなげましょう、きっといい隊員になるはずです。

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