消防士、救急隊の基本処置

この記事では救急隊だけではなく、消防士の基本処置について書いています。

1年目に消火隊、2年目から救急隊、今年で救急隊3年目です。

基本は理解していますが、救急救命士の方で指摘があればご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。

 

消防士の救急隊の基本中の基本処置

消防士の救急隊の基本中の基本処置

平成3年に救急隊員の処置拡大がありました。

処置拡大9項目もちろんわかりますよね?笑

<memo title=”処置拡大9項目”>血圧測定
聴診器の使用
spo2測定
心電図の使用
経鼻エアウェイ
喉頭鏡とマギール鉗子
ショックパンツ
自動心マ、心マ
在宅医療の維持</memo>

簡単に書いて申し訳ないですが理解されているという理由で簡単に書きました。

基本的に救急II課程を出ていればこの項目ができます。

この記事で1番言及したい基本主義は

手を握ること

です。

 

救急隊員の基本処置に追加

 

このツイートを紹介させてください。


傷病者に対して1番最初にしてあげれること、それは安心感を与えることなんですね。

これは基本中の基本だとこのツイートで勉強になりました。

実際、救急隊で現場に出たことがある人は言われたことはないでしょうか?

来てくれてよかった安心したって。

我々は処置や特定行為など色々訓練しますよね。

ですが傷病者や家族等の関係者からすると、救急隊が来ただけで助かったと安心してくれるのかもしれません。

処置等の訓練はするので当たり前で、それと同じぐらい接遇についても学ぶべきだと感じました。

接遇については去年、同じ救急隊だった救命士に口酸っぱく言われていたことで、このツイートを見て思い出しました。

誰であっても、相手がどれほどアホなこと言ってもこちらは救急隊のプロなんだからプロの接遇をすべき、と習っていました。

手を握ることで安心感を与えれるような救急隊になりたいなと思いました。

 

手を握ることで分かること

 

これまで自分は、取り付きのときに必ず脈を取るようにしていました。(もちろん取り付きは隊長ですが自分が取り付かないといけない場面や訓練では)

同時に手のひらを触ってはいました。

こうすることで、湿潤冷感、脈については取れます。また話しかけることでABCについてはだいたい把握できます。

JPTEC持っている人は分かると思います。初期評価のところです。

これはこれですが、安心感を与えるためにという頭はこれまでにありませんでした。

手を握っても湿潤冷感はわかります。

もちろん病態にもよりますが、これからは手を握るのを安心感も与えるという意味も込めて握っていきます。

 

消防士や救急隊をやっていると市民目線が分からない

消防士や救急隊をやっていると市民目線が分からない

よく消防では「傷病者の気持ちになって~」という会話がされます。ですが実際に傷病者の気持ちって分かるんか?っていうと分からないと思うんですよ。

我々は傷病者になって救急に出る訳ではないですし、あくまで傷病者の気持ちを考えてはいるけど生々しく考えている人っているのかな?と今回Twitterでリプをして気づきました。

消防4年目で、救急隊員3年目です。

たったこれだけのキャリアなのに正直、市民目線ってできていないと思います。

よくお偉いさんは言います。市民目線で!傷病者目線で!

でもこの仕事を長くしている人ほどその目線ってできないんじゃないかなって思うんですよ。

なぜならいつも消防目線で物事を考えるから。

 

消防士あるあるかもしれませんが、街とかで買い物しているときも、入ったらこのビルの消防設備ってこれとこれかなぁとか、この建物は何項で、とか。

運転しているときも、仮に前の車が目の前の車に突っ込んで玉突きの多数傷病者になったら…とか考えますよね?
少なからず、少しは考えると思います。

ホテル泊まるときも非常階段とか確認しますし、防炎物品かなとか(笑)

職業病なのか分かりませんが、いつも消防士目線なんですよね。

 

市民目線、傷病者目線ってかなり難しいと思います。

なので、こういった市民や消防職員ではない人の声というのはかなり貴重だと思います。消防団の方もです。

団の方は職員ではないから、半ば市民目線が出来るので1番考えられる立場なのかもしれませんね。

若い人ほど消防歴が浅くて市民目線で喋れるので、消防はやはり若い人の意見も大事にするべきだよなって感じています。

 

消防士の救急での取り付き方

消防士の救急での取り付き方

せっかくなので取り付きについて自分なりの考え方を紹介するので意見や自分はこうしてるってのがあったら教えてください、参考にしたいです。

もちろん通報内容や病態生理によってやり方はもちろん変わってきますがざっくりとした共通するような部分だけあげています。

STEP.1
傷病者と接触直前
見てAを判断、呼吸しているかどうか。もちろん確認しにくいかもしれませんが自分はこう習っています。周囲の安全の確認ももちろんですし、関係者が慌てているのかどうかも把握する必要があります。
STEP.2
傷病者と接触
ここで再度ABCの確認、隊員に現状を伝えて指示をする。
STEP.3
主訴等を聞き出す
どこが痛いのか、どうやって痛くなったのか、何を食べたのか、病歴は、アレルギーはなど傷病者が話せれば聞いて、関係者のほうが分かりやすそうであれば関係者に聞く
STEP.4
社内収容
病態によって搬送方法が変わるのは言うまでもなくですね。
STEP.5
収容
収容時は保険証とお金を持ってくることなど確認する余裕があれば確認する
STEP.5
車内活動
観察、病院連絡

かなりざっくりですがこんな感じでしょうか?

自分は普段、隊長をすることもなく救命士でもない一般隊員なので取り付くことはないですがイメトレなどはよくするのでこういう流れでいくと思います。

step2のところでABCとありますが、このときに傷病者の手を握って安心を伝えつつ、湿潤冷感、脈までとります。
こうしたほうがいいよというのはあるかもしれませんが、実際正解ってないですよね。

救命士養成学校でも違いますし、救命士1人1人が考えていることも違います。

傷病者のための活動なら自分はいいと思っていて、型をしっかり作ってそこから応用させればいいのではないかなと思っています。

 

現場でなかなか動けないのあればオススメの訓練方法

自分が大事にしている訓練が1つあって、それはイメトレです。

これは救助訓練とかにも使えるのですが、現場がなかなか動けない人には特にオススメ。


なぜこのイメトレが有効かというと、鮮明に思い出しながら1つ1つの動作が分かるようになるからです。

ここまで来たら現場では動けるのですが、最初は全くといっていいほどイメージできません。

指令が来て、着替えてから帰ってくるまでを、全く同じ症例でやってみてください。

50歳代の男性が胸を押さえて苦しがっている、30分前ぐらいから痛みだした模様。
現場までは10分、ドクヘリ、ドクターカーなし。

など内容は勝手に自分で決めてOK。

自分が隊長で出場したとき、機関員のとき、隊員のときの3パターンありますよね。

実際に訓練でやってみてもいいですし、似たような現場がくるかもしれない。

このときに動ける動けないは準備の差です。

1つの症例の型ができればあとは応用させるだけです。

脳疾患だろうが、外傷だろうが、CPAだろうが…

 

自分がなぜこの方法にたどり着いたかというと、JPTECと救助訓練でこれはいいなと思いました。

元々、救助訓練で1つ1つの動きを完璧に全番員思い出せるように研究しだしたら自分の動きもよくなって、他の番員の気持ちも少し分かるようになりました。

ここからスピードがガツンと上がったんですよね。

 

JPTECでは、全く同じ症例を何回も最後までやって言葉がスムーズに出てくるようにしました。これのおかげで当日は楽でしたし、他の細かい部分に集中できました。

現場も一緒です。1つ型を決めてしまえばあとは応用できるので、とにかく1つの症例を何回もイメトレしてみてください。

間違いなく動けるようになります。

 

消防士、救急隊の基本処置のまとめ

 

傷病者に安心を与えるのが消防士、救急隊の基本中の基本処置です。

物ばかりに目がいってしまっているようではまだまだですね。

これから自分もまだまだ精進します!

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